ただの相談役 気まぐれブログ
オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
。
ヒロトが虫が好きらしいから
学研の昆虫図鑑を買ってやった。
4月の中頃のことで
ヒロトが余り興味を
示さないので
少し早すぎたと
思っていた。
昨朝 4~5年
水替えもしていなくて
親メダカが水草に
勝手に卵を産み
その親たちを
別の水槽に移した結果
たくさんの仔メダカが
育っているプラ船に
数匹のヤゴを見つけた。
初めは
カメの餌にしていたが
『そうだ‥‥
ヒロトに見せてやろう』
と小さな容器に
取り置いた。
容器ごと保育園に持っていき
持って帰ってきたヒロトは
家に入るなり聞いてきた。
「おじいちゃん‥‥虫の本は?」
奥さんが
仕舞っていた本を
出してきてくれた。
。
「どれ‥‥どれ‥‥」
「親はこれじゃのう~
『オオシオカラトンボ』
こどものヤゴはこれじゃのう~」
写真を指差してから
『下くちびるをのばして
えものをつかまえる「やご」』
の箇所を読んでやった。
トンボの幼虫「やご」は、ほかの
昆虫や魚、おたまじゃくしなどを
つかまえて食べます。つかまえる
ときに、あしはつかいません。
右の写真をよく見ると、6本の
あしはしっかり体をささえていて、
メダカをつかまえているのは、
あしではないのがわかります。
のびてメダカをつかまえて
いるのは、下くちびるなのです。
下くちびるは、ほかの昆虫にも
見られますが、やごのように
動かして、何かをするという
ことはありません。
「どや‥‥分かったか」
「なんで‥‥
なんで下唇を動かすの?」
「何でって‥‥
お腹が減ってるから‥‥
かのぅ~
お腹が減ったら
ヒロトは鼻を
ピクピクさせるし
タントは涎を
タラタラ流すし
ヤゴは下顎を
伸ばすんじゃろうのぅ~」
「ヒロト‥‥
鼻をピクピクせんもん」
話題がそれて
興味がテレビの
幼児番組に移ったので
『何で何で』攻撃が
始まる前に
昆虫図鑑を閉じた。
図鑑を引くことを
身につけてくれれば
有難いことだと
図鑑を閉じながら
思ったものだった。