ただの相談役 気まぐれブログ
あなたのための家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
今日は
婿のダイゴの起っての願望で
ユーリン・ホームの新オフィスの
歓談室に設置した薪ストーブの
火入れ式だった。
火入れと言っても
別段難しいものではない。
小学生の高学年の頃から
高校生までの間
大工の棟梁であった喜三郎さんが
30坪の土地に山積みにしていた
柱などの家の廃材を
マサカリで断ち割って
京都の町のど真ん中で
薪風呂を焚いて来た私としては
なんちゃ無い物だと考えていた。
しかし 薪ストーブは
上から火を起こすのだと
教えられ少し学んだ。
火は全ての点で心地好い。
火の存在が我々人類を
我々人類にしてきたのだと
見いるだけで納得させられる。
我々人類は
火で温もる安心を知り
火で照らされる安全を知り
火で作る知恵を知った。
また 火は我々人類の
生と死の架け橋でもあった。
8月16日の京都の五山の
送り火の日に生まれた私は
毎年
盆の初めに迎え火を焚いて
ご先祖様をお迎えし
盆の終わりに送り火を焚いて
ご先祖様をお送りしてきた。
私は幼いころから
火が彼岸と此岸の橋渡しを
していることを
誰に教わることもなく
実感してきたのだ。
焚火は英語でBonfireと書く。
このBonはBoneで骨のことだ。
かって我々人類は
狩った動物たちを解体し
内臓や肉は火で調理し
油を含んだ骨を焚火にして
温かく照らされた夜長を
語らいながら
過ごしたことだろう。
それが他の動物には無い
人類を人類たらしめた
要因となった。
我が娘のチヒロは
ストーブで火を焚くと知り
サツマイモを買って来ていた。
イモ・タコ・ナンキン好きの
女性ならではの発想であった。