ただの相談役 気まぐれブログ

粗忽物
202203.13

大切で大事な家の診療所
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

私はつくづく粗忽物だと思った。

昨日は
次女夫婦がやって来る
と聞いて
勝手に夕食も一緒にするもの
と思い込み
ならば鯛シャブがいい
と決め込んで
高崎のファーマーズまで
車を走らせた。

ファーマーズで
鯛を捌いて貰っている間
大きな鯖が安いのを見て
『次は鯖の梁張りがいいな』
などと考えながら
魚を眺めていた。

棚に釘煮のタレを見つけた。

『釘煮といえばイカナゴだが』

探すと朝に水揚げしたという
イカナゴも売っていた。

『安かった』と思った。

「あのタレでイカナゴを焚いたら
上手に釘煮ができるの」

売っているイカナゴに
ちょうど適量がタレが
入っているという。

捌いた鯛を受け取り
レジに向かう時にイカナゴも
カゴに放り込んだ。

清算をする段になり驚いた。

老眼で目が霞んでいるので
金額がはっきりと見えず
確認もせずだった。

ゼロの数が一つ少なかったのだ。

諭吉さんと泣き別れだった。

「誰が作るんよ‥‥」

奥さんには叱られた。

ユウヤが奥さんにプレゼントを
渡していた。

「何でおれには返しが無いんや‥‥
オレも先月プレゼントをしたが」

「ワタシのプレゼントはバレンタインデー
お父さんのプレゼントはバースデー
このプレゼントはホワイトデー」

理屈はそうだが
心情的に不満だった。

40年前のビカクシダ
選定で切った太い柿の枝に
着生させている大鉢があった。

ユウヤが来たので
下の鉢を抑えてもらい
家のビカクシダを力任せに
引き抜こうとした。

柿の枝は朽ちていたようだ。

もろくも鉢の中と外とに二つの折れた。

ビカクシダの繁っている方は
メドゥーサの首のようになった。

鉢に残っていた2株は
すぐに板付けにした。

後先を考えずに行動するから
また
蛇のように伸びたビカクシダ
株分けをしなければならなくなった。

執筆者:中井勝人
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