ただの相談役 気まぐれブログ
大切で大事な家の診療所
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日から4月になった。
4月の『禅語こよみ』
松洞隠宅図(米田是著自画賛
/江戸時代(十八世紀))
隠居して以って其の志を求む
(『論語』李氏第十六)
こころざし
人の世にては
なかなかに
昨日は強い風が吹き
その強さが体感温度を
2度ばかり下げていた。
水遊びも土いじりも出来ない
寒い一日だった。
貯水葉が伸び始めたので
ビカクシダ・グランデを
ただの板付けから
米松の樹皮に活着し直した。
ひと夏越せば
美しいハンギングになりそうだ。
スズムシの餌を換えてやろうと
ゲージのフタを開けると
最後の脱皮で
成虫になったばかりのオスがいた。
まだ白化状態で
羽根も伸び切っていなかった。
「ネェ~おじいちゃん‥‥
さわってもいい」
興味津々のヒロトが尋ねてきた。
「いけん いけん
まだ弱いから死ぬけん
触っちゃダメじゃ」
死にはしないが
白化の状態で触られたら
羽根が美しく伸びないで
縮んでしまう可能性がある。
触らせてやりたかったが
慌ててゲージの蓋を締めた。
おさな児の興味は尽きず
どう答えてやれるかは
難しい。