ただの相談役 気まぐれブログ
職人も家を頼みに来る会社
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
お盆休みで繰り延べをしていた
『三ちゃん便り Vol.169』の
制作・発送が昨日の17日に
完了した。
昨日は次女のチハヤから
T 橋のご両親から
敷島堂の『夢二』を
預かってきたからと
手渡された。
T 橋のお父さん・お母さん
いつもお心遣いを
ありがとうございます。
私には夢二と言えば
『黒猫を抱く女』が脳裏に浮かぶ。
母親は結核でやせ細った体で
私を出産した。
私は産まれた時から
結核菌の陽性者だった。
結核とは幼いころから親和性があった。
黒猫は西洋では
悪魔の使いのような扱いだが
日本では同じ魔性でも
病を治癒する力が有ると
考えられていた。
だから黒猫を抱く
やせ細った夢二の女性は
結核を患っていると
私は思っている。
そして好きな詩人・朔太郎がいる。
まっくろけの猫が二疋、
なやましいよるの家根のうへで、
ぴんとたてた尻尾のさきから、
糸のやうなみかづきがかすんでゐる。
『おわあ、こんばんは』
『おわあ、こんばんわ』
『おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ』
『おわああ、ここの家の主人は病気です』
主人の病気は結核だという思いを
私はずう~と抱き続けてきた。