ただの相談役　気まぐれブログ

1から10まで相談住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨夕5時半に事務所に行くと
チヒロは孫たちのお迎えで不在。

チハヤが食卓に料理を並べていた。

姉妹二人して作ったのだという。

薪ストーブには火が入り
ストーブの中で温め直したブロイラーが
天場の上に置いてあった。

今年９５歳で亡くなった母は
私や弟の誕生日や
クリスマスにはご馳走を造り
祝ってくれたものだ。

ハレを好む華やかな女性だった。

娘たちは気付いていないかもしれないが
みんなでクリスマスに集まろうとするのは
亡き母のそんな気持ちが
今もどこかに息づいているからかもしれない。

ストーブの中で燃え立つ火群(ほむら)を眺めながら
懐かしく昔のことを思い返していた。

ビールにシャンペンに焼酎
そしてクリスマスというと
母が買ってきて子供だった私や弟に
飲ませてくれていた赤玉ポートワインも
チヒロは準備していた。

久し振りの赤玉ポートワインは
随分と甘い飲み物だったのだと
杯を重ねた。

クリスマスケーキを食べると
私は一足先に実家に戻った。

チヒロ夫婦からは古伊万里浪漫の箱に入った
おつまみセットをもらった。

チハヤ夫婦からは椅子に敷くクッションをもらった。

ヒロトとカズトの家では今夜
ストーブの煙突を通って
サンタクロースがプレゼントを
持って来てくれるそうな。

『メリークリスマス‥‥ヒロト
メリークリスマス‥‥カズト』

子どもの頃は
クリスマスからお正月までの間の1週間が
待ちくたびれる程長かったものだ。

１週間が指呼の間のように思えるのは
年老いたということなのだろう。

『メリークリスマス‥‥マサト』