ただの相談役 気まぐれブログ
1から10まで相談住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日は孫に本を買ってやる日で
昼食後に駐車場に出た。
我が家の前の県道が
片側交互通行のように
渋滞をしている。
不審に思って
用水にかかる橋まで
様子を見に行った。
我が家と北隣りの中間ぐらいの
ガードレールの下に
目を開けたネコが
横たわっている。
微動だにしなかった。
その北側の南行きのに路上に
車が1台停車している。
若い運転者が
携帯電話をかけているのが
見えた。
その1台が他の車の通行の邪魔をしていた。
「このネコ‥‥跳ねたんかな」
私は車に近づいて行って
窓を下げさせて
尋ねた。
「ハイ‥‥急に飛び出してきて‥‥
『いけん病院に連れて行かんと』
と思ったんだけど
動かなくなって‥‥
警察に電話をしたら‥‥
『行くから待っていてくれ』
と言われて待っているんです」
「そこじゃぁ他の車の邪魔になるから
うちの駐車場に車を入れたら‥‥」
若者は素直に感謝をして
駐車場に車を入れて警察を待った。
パトカーはすぐに来た。
2名の警察官が
若者に事情を聴きながら
車の傷と猫の傷を確認していった。
どちらにも傷らしい傷はなかった。
「あのネコ‥‥寝とるみたいやなぁ~」
警察官の一人が呟いていた。
うちの奧さんが
大きなゴミ袋を手渡した。
二人の警察官は手袋をはめて
ネコの尻尾と手を持ち上げて
袋に死骸を落とし込んだ。
「ワタシ‥‥ネコアレルギーなんですわ‥‥
それから死骸は
警察が持って帰れないんで
市の職員が回収に来るまで
ここに置いとくか
オタクが持って帰るか
どうします?」
警察官が若者に聞いた。
若者は強く首を横に振っていた。
「そのネコは
近所の家野良ネコで
この半年で3匹目の
車の犠牲者なんよ
家のもんは
ネコがいなくなろうが
どうしようが
知らん顔やから
放っておいたらええよ」
私は言葉に刺を含ませて
コの所有者のことを
若者に伝えた。
若者は少し安堵していた。
「ええ子じゃったねぇ~
普通ならネコのことなんか
知らん顔をして
通り過ぎて行くよ」
「病院に運ぼうと考えた」
と言った
若者の言葉に
私も感動していた。
〇尾郵便局のR 平クン‥‥
感じの良い若人だった。