ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
午前中
シダの路地裏庵・庵主としての
朝の仕事を終えて汗をかき
パンツ1枚で体を乾かしていると
越智瓦店の越智さんが来られた。
「お父さん‥‥何しよん‥‥
越智さんが朝一番に
取ったブドウを持って
来て下さったよ‥‥」
『怒鳴られたって
越智さんが来るって知らんがな
パンツいっちょで出られるか?』
急いで服を着て
駐車場に出ていった。
越智の奥さんの手造りのブドウで
新種で賞味期間が短いために
朝取りのブドウを越智さんが
急いで配って廻っているのだそうな。
配って残ったブドウは
ご夫婦でワインに挑戦するという。
それよりなにより
嬉しいことがあった。
越智さんが材木店に
立ち寄った時に
米松の樹皮を見つけて貰い受け
軽トラの荷台にズッ‥‥と
置いていて下さったと
聞いたことだ。
「早く持って行かにゃぁ‥‥
ならんと思いながら
忙しくて置きっぱなしで‥‥」
どこにいても
私のビカクの趣味を考え思い
ハンギングには米松の樹皮が好いと
話した私の言葉を頭の隅に残し
材木店で米松の樹皮が目に着いたら
貰って来て下さる越智さんの
優しさに歓喜した。
ひと際大きな米松の樹皮は
スパーバムかエレファントティスの
大株を活着させて
玄関ホールの衝立(ついたて)にすれば
面白いビカクシダの仕立て方になると
一瞬閃いた。
婿のダイゴに相談してみよう。