ただの相談役 気まぐれブログ
残念
202310.18
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
京都のT 林の奥さんから
今年も珈琲豆が送られてきた。
私が毎年送る墓前への
供物の返礼なのだ。
T 林は高校の時のラグビー部の
同期でキャプテンだった男だ。
私のように気随気儘に
入部・退部・休部を繰り返さず
高校の3年間一筋に
楕円球を追いかけていた。
卒業後もラグビー部で
ただ一人年賀状の遣り取りを
続けた者だった。
そのことを私は徳としてきた。
没後毎年供物を送っているのは
変わることのなかった友情への
私のささやかなお礼である。
奥さんからの返礼は
T 林が生前毎日のように
顔を出していたコーヒーショップの
珈琲豆である。
『アイツが生きとったら‥‥』
京都でT 林に逢う度に
連れて行かれたに違いない。
『早よう死にやがって‥‥
どこまでいってもアホなヤッチャ』
残念だ。
執筆者:中井勝人