ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
目覚めたら午前3時過ぎだった。
いつもより2時間寝すぎていた。
廊下に出ると
趣味部屋の電気が付いていた。
奥さんが居た。
「何してるん‥‥?」
「お便所に行ったんじゃ」
「ここ‥‥便所?」
「言うこと聞かんジジイが
『はよ隣りに行かれぇ―
行かれぇ―』って言っても
言うこと聞かんと
中々隣には来んし
今 お便所に起きてみたら
電気は点けっぱなしにしてるし
消しに来たとこじゃ」
昨日は また
チヒロが孫たちと夕食に来て
いつもよりジョッキ2杯分
焼酎ロックを呑みすぎた。
その分
食事時間が長くなり
寝室に向かう時間が遅くなり
インスタ・ブログを書いてから
寐ようと思ったような気がする。
奥さんが煩く寝室で寝るように
言ったかどうかは憶えてない。
おそらく言ったのは
事実なのだろう。
走り書きがデスクの上に残っていた。
グッドナイト グッドナイト ベイビー
涙こらえて
今夜は このまま
お休み グッドナイト
グッドナイト グッドナイト ベイビー
涙こらえて
楽しい 明日を
夢見て グッドナイト
グッドナイト グッドナイト
グッドナイト グッドナイト
魂のあらがいの痕であった。
スズムシが孵化をした。
「また耳鳴りが始まる」
奥さんが怒りの呟きを
漏らしていた。