ただの相談役 気まぐれブログ

大奥のイメージ
202402.26

一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

私は毎晩
午前2時前後にタントと
散歩に行くので
今年の天候の異常さを
実感として感じている。

岡山は『晴れの国』と
言われるように
例年雨が少ない。

ところが今年は
雨や曇りの日が続いている。

お陰で日中は読書三昧で
時間を過ごすことが多くなった。

昨日は
磯田道史と日本史を語ろう
を一日で完読した。

達人たちと探る歴史の秘密
という磯田氏の対談本だ、

目新しかったは
日本人の不思議な起源』の章だった。

「揺らぐ」日本人
篠田 私はミトコンドリアを
つかって、徳川の正室・側室合わせて
二十五人くらいのDNA を分析した
ことがあります(略)。一番驚いたのは
実は遺伝子ではなく骨格のほうでし
た。側室の骨格はとにかく頑丈に
できているんですよ。
斎藤 骨がですか?
篠田 骨がものすごく立派。そんなに
なよなよした人はいない。
斎藤 でも美人なんでしょう?
篠田 いや、それがそういう基準で
選ばれていないようです。明らかに
身体の丈夫さや健康にプライオリティ
が置かれている。一方で正室の方は、
顎も細いし、身体のつくりも華奢
でした。
磯田 それは面白いですね。徳川家
で、養子以外で将軍の正室の子どもが
将軍になった例は家光だけです。
丈夫な側室にどんどん子供を産ませる
――それが徳川家永続の戦略だったん
ですね。
篠田 だから実際の大奥はテレビや
ドラマのイメージとは、きっと違った
だろうと思います。

私の頭の中で『森三中』が
金襴緞子の打掛を羽織って
長い廊下を歩いて来た。

ハンギングのセッコクの花が咲いた。

花言葉
私を元気づける
豊かな笑顔


 

執筆者:中井勝人
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