ただの相談役 気まぐれブログ

カズコとカズト
202405.22

一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日 3時のお茶うけに
カスタードケーキを持って
事務所に行った。

チヒロから月曜日に
カズトが佐藤皮膚科でミズイボを
取ってもらった話を聞いた。

チヒロもミズイボがカズトの
脇腹にあるのは知っていた。

10個近くに増えているとは
気付かなかったらしい。

唇の端にできたヘルペスを
見てもらいに行って
ミズイボを先生に
発見してもらったそうな。

「もしかしたら保育園で
プールに入れないかも
しれませんよ」

カズトはミズイボの白い芯を
肌からピンセットの先で
引きちぎられ
大泣きをしていたという。

「ご免な‥‥お母さんがもっと早く
取ってもらっていたら
こんなにたくさん
痛くなかったのに‥‥許してな」

ベットの上で
うつ伏せに固まっていたカズトが
言葉を吐き出した。

「許さん!!!!」

「さぁ~起きよ」

「起きん!!!!」

「さぁ~帰ろ」

「帰らん!!!!」

カズトは
相当腹を立てていたようだ。

3歳児の真っ当な怒りの表出は
大人の笑いを誘うものだ。

「カズト君‥‥偉かったねぇ~」

看護婦さんが微笑みかけると
カズトは唇を尖らせて
『ブゥゥゥ~』と唾を飛ばした
という。

負けん気が強くて
口の減らない孫である。

昨日は私と奥さんとも
ひと悶着があった。

朝から左胸が痛たかった。

時々あることで
そのことで心配はしなかったが
夕食後
寝室に行こうとして挨拶をした。

私は痛むので
左手で胸を抑えていた。

「お休み‥‥」

「愛はどこにあるん?」

『エッ』と思い
私はハートの上にかざしていた
左手を奥さんのハートの上に移して
強く押さえた。

返事をしようとした。

「愛はこことここにあるやん」

「スケベ‥‥何しよん!!!」

奥さんは私の答えも聞かずに
叫びながら私の手を払いのけた。

「お前が
『愛はどこ』って聞いたから
教えてやったんじゃが」

「ワタシャ
そんなことは言ってません
金輪際‥‥言ってません
『早いのにもう寝るん?』って
聞いただけです!!!」

奥さんは歳を重ねるごとに
活舌が悪くなってきて
私を困らせる。

気が強く荒つかにもなってきた。

カズコとカズト‥‥
孫は奥さん似なのだろうか。 

執筆者:中井勝人
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