ただの相談役 気まぐれブログ
『物のあわれ』は『憐れ』か『哀れ』か
202408.09
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
8月7日は旧暦7月4日で
立秋だった。
待っていたかのように
スズムシが鳴き始めた。
スズムシは旧暦に合わせて
生きているようだ。
8月3日までは
旧暦の6月だった
『六月蝉の泣き別れ』
旧暦の6月になると
蝉は鳴き盛る。
『蛍二十日に蝉三日』
寿命の短い蝉の
この世を去る前の
最後の鳴き声なのだ。
ところが新暦の現代では
8月は暑さの盛り。
戸外でセミが鳴き
室内でスズムシが鳴く。
「内でも外でも
うるさくて耳鳴りがする」
とは奥さんの言。
『物のあわれは秋こそまされ』
この『あわれ』は
『憐れ』か『哀れ』か。
それにしても毎日暑すぎる。
執筆者:中井勝人