ただの相談役 気まぐれブログ

利休鼠の雨がふる
202408.31

一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日は13時から
柳井原の五体堂で奥さんと
長谷川さんの施術を
受ける日だった。

前日までは台風が来たら
『キャンセルだな』と
奥さんと話し合っていた。

当日になって
台風が溶けてしまい
出発時には茶屋町は
小糠雨が降るばかりだった。

それでも車が
高梁川の土手道に入ると
風は強まった。

吹きっさらしで
緑の草々は激しく舞い
灰色の外界の中で
雨も篠付いてきた。

私は口ずさんでいた。

雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる
雨は真珠か 夜明けの霧か
それとも私の 忍び泣き

舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆上げた ぬしの舟
ええ 舟は櫓でやる
櫓は歌でやる
歌は船頭さんの 心意気

雨はふるふる 日はうす曇る
舟はゆくゆく 帆がかすむ


茶道の茶葉や抹茶の
緑がかった少し明るい灰色に
粋人が千利休にちなんで
『利休鼠』という名を付け
北原白秋が
『城ヶ島の雨』を書かなかったら
昨日の雨に『利休鼠』の色を
浮かべることは無かった。

この歌を歌う時
倍賞美津子さんは
『利休鼠』を『りきゅうねずみ』と
読んでいた。

昨日の夕食は
チヒロが持って来てくれた
刺身をサカナに
お酒を飲んだ。

美味しかった‥‥
ありがとう。


執筆者:中井勝人
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