ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日は同居以来初めて
奥さんが昼食に『さんま定食』を
出してくれた。
サンマにひと箸入れてから
『そうだ‥‥そうだ‥‥』と
デジカメに収めた。
母が『背の青い魚』を
嫌っていた。
その為に幼いころから
食卓に『背の青い魚』が
出ることは滅多になかった。
それは奥さんと
一緒になってからも
変わらない。
私が嫌うために
サンマ・イワシ・ブリなどの
煮物・焼き物が日常的に
調理されることは
ほどんど無かった。
「昼から『さんま定食』かぁ~」
あはれ
秋風よ
情あらば伝えてよ
――男ありて
きょうの夕餉に ひとり
さんまを食ひて
思いにふける と。
(中略)
さんま、さんま、
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふは
いづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。
佐藤春夫の『秋刀魚の歌』を
思い出しながら食した。
大根おろしも新鮮で
意外においしかった。
夕飯には母親伝授の鶏料理を
奥さんが作ってくれていた。
私の大好物だ。
デザートに
弟夫婦が送ってくれた
山梨産シャインマスカットが
出てきた
一粒一粒は小さくて長いが
甘さは勝っていたようだ。
チヒロが鳥取のナシを
お土産にくれた。
ありがとう。