ただの相談役 気まぐれブログ

『伝説の営業マン』
202503.17

手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。

昨日
チハヤの婿のユウヤが死んだタントに
手を合わせに来てくれた。

タントは自己主張の激しい
癖の悪い犬だった。

特に
旧宅から今の家に移ってからは
先に住んでいた犬や猫の
臭いがしなかったためか
先住者になったつもりで
すべてが自分のテリトリーなのだと
思い込んだらしい。

私以外の男性が来ると
ワンワンワンと吠え掛かり
噛みつくようになっていた。

息子のヨリトも婿のダイゴも
ユウヤも等しく足をかまれてきた。

そんな憎たらしいタントだったが
手を合わせに来てくれたユウヤに
愛犬を失った飼い主の
寂しさと寄り添おうと思う
優しさを感じて嬉しかった。

婿に同行して
合掌してくれたチハヤからは
手作りのブリ大根と
カステラとサクラアンパンも
貰った。

ブリ大根は夕餉のオカズにした。

全体的に薄味だったが
美味しかった。

オカズと言えば
理容『美(ハル)』の旦那で
左官のI 田君が
剥き身のスズキ持参で
遊びに来てくれた。

スズキは刺身にして
夕餉のオカズにした。

コリコリしていて
奥さんが舌鼓を打っていた。

I 田君は私となら
36歳年下の寅年だ。

若いが気配りの青年である。

先日 麻雀卓を囲んだ。

勝つ時には大勝ち麻雀を
打つタイプだろうと思った。

「ボクは同じくらいの
年のモンとマージャンをして
負けたことはないんですけど‥‥
また勝負してください」

悔しがっていた。

I 田君は
あらい建設にも出入りしていて
16歳の時から大工のダイゴを
知っていたそうな。

気性の荒い者の多いあらい建設
大工の中でダイゴの穏やかさは
光っていたという。

「ボクの家を叩いてもらうのなら
ダイゴさんにしようと
そのころから考えていましたよ」

I 田君は笑いながらそう言った。

「でもまさか‥‥
社長になって家の監督を
してもらうとは思わなかったですよ」

I 田君は続けた。

「ダイゴさんの結婚する相手が
ユーリン・ホームの娘で
お父さんはあの『伝説の営業マン』だ
あらいではすごい評判でしたよ」

伝説の営業マン
と言ったのはI 田君で証人は
同席していたうちの奥さんだ。

I 田君は
老人を喜ばせるのが上手である。


執筆者:中井勝人
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