ただの相談役 気まぐれブログ
手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。
「お父さん‥‥食パンと
焼酎とビールがもうないよ」
朝食のこんがりと焼けた食パンを
目の前の皿に置きながら
奥さんが話し掛けてきた。
朝食後
ナーズ・ベーカリーに車を走らせ
食パンを買ってきた。
3人の孫のアンパンと
2人の娘と野沢菜おやきを
私には野沢菜おやきに
オニオンベーコン
奥さんにはウインナーロールを
お土産にした。

ビールは奥さんとコスモスに行って
買ってきた。
「焼酎は‥‥?」」
「やめとくわ」
「えっ‥‥お酒止めるん」
「貰った焼酎が15~6本溜まってるから
それを飲んでから買うことにするわ」

兼好法師の『徒然草』の中の
話に触発されて
物を残さないことに思い至った。
盛親僧都という偉いお坊さんがいたそうな。
芋頭(里芋)をひとりで食べるのが
何よりも好きだったという。
暮らしは貧しかったが
ある時に遺産で大金を
手にすることができた。
僧都は貰った金をすべて預け
好きな時に引き出して
『芋頭を食べるだけ食べる』
という事で満足していたらしい。
僧都の芋頭は私の焼酎か?
それを知って
せっかく皆さんが
私のために贈って下さった焼酎を
飲まずに残している執着に
馬鹿らしさを感じたのだ。
昨日から飲み始めた。
妻と飲む 今宵の酒は 美味し酒かな