ただの相談役 気まぐれブログ
手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。


「早く服を着てよ‥‥
ハヤちゃんが来るんだから‥‥」
昨朝 フロ上がりで
バスタオルを腰に巻いて
体を冷やしていると
奥さんから注意をされた。
まずチヒロがやってきて
9時過ぎにチハヤが
手作りのタケノコご飯と
シホンケーキを持って
やってきた。
シホンケーキで4人でお茶をした。
「お父さん‥‥
今日はパンを買う日じゃないの」
チヒロが10時過ぎに仕事に出かた後
チハヤが言い出した。
「明日で食パンはなくなるよ」
奥さんまで言わずもがなの事を
口走っていた。
ナーズ・ベーカリーに行ってきた。

3人の孫にウインナーロールを
2人の娘にオニオンベーコンを
私と奥さんにチーズ塩パンを
私に海老カツコッペを買って
孫と娘と奥さんにフルーツトマトも
加えておいた。

パン屋の帰りにコスモスに行き
『いいちこ』を2本求めてきた。
沢山あった頂き物の焼酎が
度数のやたらに高い3本を除き
『感謝』の焼酎を最後に
無くなってしまうからだ。
約半月の間 夕食時に
皆さんから貰った焼酎で
愉しませていただいた。
只々『感謝』だ。

「理容院の『美(はる)』さんからだ」と
朝来た時にチヒロがお裾分けをくれた。
ありがとう。

朝ブロの前に
殺風景になったLDK に
ミルクブッシュの鉢物を
運び込んだ。
チョットしたグリーンが
部屋の隅にあるだけで
心を穏やかにするものだ。
昼前のひと時
心穏やかに干しブドウを摘まみながら
テレビを見ていると
口の中で舌先に硬い異物を感じた。
「なんじゃこりゃぁ~」
「ヒーウヒャ~ヒーウヒャ~
ヒーウヒャ~」
私が食卓テーブルの上に転がした
小さな白い物を見た奥さんが
涙まで浮かべて身をよじりながら
頭のてっぺんから出てくるような
甲高い笑い声を立て続けて言った。
「お父さん‥‥お父さんのモンじゃが‥‥」

白い異物は私の奥歯だった。
憮然とした。