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大震災から１年
201203.12
こんにちは。
昨日の14時46分は、
車の中で黙祷した小中井です。
大震災から１年がたった。
震災直後は、
材料がない、物がない、と言っていたけれど
それよりも、お客様と一緒に
「家建ててる場合じゃない気もしてるんですよ」
「そうですね。お気持ちは分かります」
とてもじゃないけれど、楽しんで家造りをする雰囲気ではなかった。
監督するより他にしなきゃいけないことがあるのでは
という気持ちもあった。
材料がなくて、サイディングを変更していただくことになった
お客様もいらっしゃって、
「こんな時なんですから、家が建つだけあり難いと思っています」
私よりずっとお若いご主人さんだったけど、
何て人間ができた方なんだろう、と感心したことを思い出す。
非常時にその人の本質が分かるんだなぁと
改めて思う。
私はおかげさまで、楽しい毎日を送っている。
それを当たり前だと思わないこと、
そして、そんな生活ができていない方々がいること
忘れずにいたい。
執筆者：片岡千尋
