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生きる
201311.29
こんばんは。
今日ぐらい早く帰ろうか、と思っている千です。
でも、毎日、10時11時まで働いていると
それが普通になってしまって、こんなに早く帰っていいのかしら?
と若干不安です。
まぁいいや。
帰ろ。
今日は現場をまわって…
と書いたところで
友だちから、ガマさんの詩は
谷川さんでは?というメールが。
生きる 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
まさに、これですなぁ。
さすがM。
谷川さんの詩の一遍を
ガマさんが頭に浮かべるなんて意外ですが、
いい詩ですね。
泣けてきます。
なぜ生きているんだろう。
大人になったら分かるかも。
分からなくても、
意味を考えて
でも答えのでない辛さから抜け出せるかも、
と思っていましたが、
答えのでないまま
疑問を抱えたまま
それでも生きています。
いのちということ
あなたと手をつなぐということ
どれ私も手を…、と後ろを振り向いてみましたが
誰もいませんでした。
独りを感じること
生きているということ
執筆者:片岡千尋