スタッフブログ
年末年始に読んだ本と漫画
201401.07
こんばんは。
ちょっと気弱になっている千です。
きっと11日から新しい現場がはじまるからでしょうね。
久しぶりに3つの現場の監督かぁ~。
大丈夫、大丈夫、大丈夫、だいじょうぶ!?
最近思うのは、自分の実力以上のことは難しく
気を抜くと以下になるし、ただひたすら
コツコツと知識と経験を積んで、精一杯で
お客様と職人さんにぶつかっていくしかない、ということ。
というわけで、頑張ります。
さてさて。
年末年始に読んだ本を
忘れないうちに書いておこうと思います。
1~3日まではのんびりできたので
本を読んで過ごしました。
お客様にお借りした本。
直木賞作家の桜庭さんの本。
「ゴシック」シリーズの6、7巻。
最初文章が軽くてとっつきにくかったのですが、
読み進めると、推理小説でありながら
青春物のようでもあり、なかなか面白いです。
3人の子どもを連れて
ハーバードへ留学した女医さんの体験記かつ
吉田穂波さんの
「時間がないから、なんでもできる」
家事など、時間的に無理なことは人の手を借りて
本当にやりたいことに目を向け
それでも子どもとの時間も大切にする、すっごい人。
時間がないのにやりたいことがあるのは
チャンスだと言い切ってました。
この本を読んで、私は時間があるから
仕事をしてしまうんだろうなぁと思いました。
だって、よく飲んでたときは、死にもの狂いで時間に間に合うよう
仕事してましたもんね。
もっとやりたいことに目を向けてみよう、という気になりました。
増田俊也さん著
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
2011年のベストセラーであり
去年の大宅壮一ノンフィクション賞作品。
「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と言われた
柔道の鬼。
18年の取材、700ページを超える超大作。
ちょこちょこ読み進めて、年末に読了。
柔道技が分からない私には
半分ぐらい理解できていませんが、
エリオ・グレイシーとの闘いのところは
2回読み、2回目に涙。
強い男の優しさと男らしさにしびれました。
牛島先生との師弟愛に驚嘆し、
妻への思いに心を打たれました。
何より、作者の木村政彦への想い。
男くさく熱い1冊です。
吾妻ひでおさんの「アル中病棟」
この人の他の漫画は読まないんですが
「失踪日記」だけは読んでいたので
第二弾を手にとりました。
アル中病棟という結構な舞台を
ユーモアで包める才能は、
作者がギャグ漫画家だからなんでしょうね。
アル中は病気らしいですが、
病気になる気持ち、分かります。
世の中辛いこと多い。
生きていくのは大変。
ただ毎日働いてご飯食べて生きているだけでも
良いんだよ、と力をもらえた漫画でした。
こうして並べてみると、よく分からない好みをしていますねぇ。
久しぶりにまとまって本を読む時間がとれて幸せでした。
執筆者:片岡千尋