スタッフブログ
おはようございます。
日曜日の朝。
まだ起きてこない…と思っていたら上から声が聞こえてきています。
まぁ、子どもたちのお父さんに任せようかな。
日曜日の朝ごはんはお父さん担当。
このままブログを書くぞ、と決意している千です。
「妊娠しているんですか?」とお客様に聞かれました…。
詳しく書くとか、ややこしいことを書いたからですね。
3人目。
大変そうだけど、楽しそう。
残念ながら、仕事で行きました。
20代前半に趣味でカウンセラーの勉強をしていたことがありまして。
そのときに知り合ったNさんて方が、助産師さんと「おかやま妊娠SOSしぇると」というNPO団体を立ち上げられました。
「妊娠SOSしぇると」とは何かというと
「思いがけない妊娠で困っていたり育てることができるか
悩んでいる方の相談窓口です。
また、妊娠して自分の居場所がない時の拠り所となる場を
提供しています。」
ホームページより。
気が付いたら妊娠していて、
どうしようと思って悩んでいるうちに臨月になり、
一人で出産、
困って事件ごとに。
なんてことが、実際に起こっています。
スマホで何でも検索できる時代です。
岡山にもこんな団体があるんだということを、一人でも多くの方に知っていただきたいと思います。
そして、困っている“あなた”自身が「SOSしぇると」と繋がって、より良い方向へと進めますように。
で、私がなぜ呼ばれたかといいますと。
その「SOSしぇると」の活動の場としての家のご相談でした。
新築、中古のリフォーム、まだ詳しくは決まっていないのですが、相談を受ける場所や妊娠中の方が住む場所としての家が必要となります。
その家についてのご相談でした。
Nさんと代表、副代表の方、3人とお会いして、お話をさせていただきました。
新しく建てるにしろ、リフォームするにしろ、全力でできることをさせていただくと約束して帰ってきました。
他人事ではないです。
妊娠したものの、親がいない上にパートナーに去られて、という可能性が私にもあったかもしれません。
私が「家」を意識したのは、5歳のとき。
両親の夫婦喧嘩が、それはもうひどくてひどくて。
喧嘩をすると母は、子ども3人を連れて家を出ます。
5歳の私、4歳の妹、1歳の弟。
当時、車が運転できなかった母は、前と後ろに妹と私を乗せ、背中に弟をおぶって夜の暗闇の中、自転車をこぎます。
ただ出ても行くあてはありません。
公衆電話でいろんな所に電話をかけながら、結局どこへも行けず、また家へ帰って寝ました。
大喧嘩の後は決まってこのパターン。
電話BOXで、どこかの誰かと話す母を見ながら、
「母はどこへも行く所がなく、居場所がないんだなぁ」と思ったときのことを今でも覚えています。
私は自分で自分の居場所(家)をつくろう、
そして、そこに母と一緒に住もうと、このとき誓いました。
その後、茶屋町で父方の祖父母と同居することになり、母が出て行くことはなくなりました。
噴火する父を止めてくれる祖母が側にいてくれて、心から安心しました。
ただ、妊娠したけど居場所がない“あなた”は、私にとって行く当てがなく困っていた当時の母です。
幼子を抱えながら居場所がなく困っている“あなた”は、私にとって行く当てがなく困っていた当時の母です。
個人的に何とか居場所を作れないかと思った時期もありました。
考えるだけで行動には移せませんでした。
そんな私に、今回のNさんからのお話。
乗らないはずがありません。
SOSしぇるとにとって建物は、ロゴマークにするぐらい大切なもの。
妊娠されている方が出産まで過ごす拠り所です。
困っている妊婦さんの直接的な手助けはできなくても、建物でお役に立てられるならなと思います。
工務店をしてきた甲斐があったというもの。
Nさんに「片岡さんのことをこの2人(代表、副代表)に自慢したかったんよ」と言われて、どれほど嬉しかったことでしょう。
私が無理をするのが心配だと言われましたが、無理だろうが何だろうがするつもりでいます。
とりあえず、決意表明だけして帰ってきました。
これから先、状態のいい中古物件が出てきてすることがほとんどないとか、中古を購入する不動産屋さんでのリフォームが条件で何もできない可能性もあります。
けれど、お声がけいただけたこと、何かできることがありそうなことが、とても有難いです。
新築で建てるとしたらこんな感じかなぁとNさんからご希望をお聞きしていたので、こんな間取りはどうですか?とメールで図面をお送りしていました。
何もしていないにも関わらず、図面を描いたお礼にとお菓子までいただいて帰りました…。
Kさん、ありがとうございました。
何かできることがありますように。