スタッフブログ
こんにちは。
この土曜日は得難い経験をした千です。
家造りの仕事をしていると、お客様を通じて楽しいこと嬉しいこと等色々とありますが、今回はとっても不思議なことがありました。
事の発端は10月中旬に会社へかかってきた1本の電話。
声の感じから察するに中年の男性(仮にAさんとします)で、うちで建てさせていただいたお客様(Bさんとします)のお名前を出し「Bが今何をしているかご存知ですか?」とのこと。
お聴きすると、AさんはBさんの学生時代のご友人。
携帯番号が変わり音信不通だけど、気になって調べていたら、うちにいきついたとのこと。
Bさんのご実家のことや経歴のこともこちらの情報と一致し、変な方ではなさそうだと判断した上で、Bさんがうちで家を建てられたことや現在のご様子などをお伝えしました。
遊びに行きたいとおっしゃるので、ご住所もお伝えしました。
それもサプライズで黙って行って驚かせたいとのこと。
ただ、Aさんは県外にお住まいで、突然行って会えないのは残念なのではないかと思いました。
お節介ながらそうお伝えしても「ビックリさせたいから!」とのこと。
「でしたら、こちらがBさんとアポをとっておくので、一緒に行きましょう♪」とご提案しました。
「駅からもそこそこあるので、お連れします」とお伝えしたところ、最初は「そんなご迷惑は…」と固辞されていましたが、私もサプライズ好きなので!と、一緒に行くことに。
それが12月17日㈯でした。
夕方、一緒に玄関で立っている私達を見て、Bさんはただただ茫然。
20数年ぶりの再会でした。
Bさん「え、何?」「何で一緒にいるの?」
Aさん「実は友だちだったんよ」
しばらく混乱されていましたが、Aさんが事情を説明して、1時間ほど3人でお話しました。
その間、私はいてもいいのかなぁと思いながら一緒にいましたが、お2人の間に流れる男同士の友情の美しさを感じていました。
誰は今何しているかという話から、普通にお互いの学生時代の思い出を語り合われていたのですが、そこにはずっと温かいものが流れていました。
サプライズに立ち会えて、同席できて良かったです。
本当は逆サプライズも考えていました。
Bさんに事情を全部話して、その後や翌日もお2人で過ごせるように段取りした方がいいのかなぁとか、ずっと悩んでいました。
けれど、時間は関係ないんだなぁと思いました。
それに、Aさんは私の逆サプライズを警戒されていて、私も逆サプライズするって思われてないか、したらどう思われるだろうと考えていたので、結果的にしなくて正解でした。
Aさんにはその後、お寿司までご馳走になりました。
またAさんは20数年ぶりに会う友だちの家にサプライズで行きたいというような方なので、それまでのいろんなエピソードが尋常じゃなく面白く、私はずっとお腹を抱えて笑っていました。
自分の気持ちに正直に、人に対して真剣に向き合ってきたからなんでしょうね。
Aさんとお会いできて、お話できてとっても楽しかったです。
ありがとうございました。
そしてごちそうさまでした。
また、サプライズ好きのAさんらしく、私が以前ブログに書いていたオールドパーを誕生日プレゼントにくださいました。
打ち合わせのため、何度かお電話で話をしましたが、ブログを読んでいる素振りなんてみせず、さらっと欲しい物をくださるなんて、なんてサプライズ上級者なんでしょう。
夫や子どもにもそれぞれプレゼントを用意してくださっていました。
Aさん、ドラマチックな1日をありがとうございました。
また岡山に来てくださるのを楽しみにしています。
それにしても、家造りの仕事って本当に面白いですね。
それでは、さよなら さよなら さよなら