お知らせ
大工道具いろいろ~既製品増加で登場少なく~
200912.05
祖父が京都で大工の棟梁をしていた関係で、古い大工道具がたくさん置いてあります。
「のこぎり」「かんな」「のみ」などです。
日曜大工で使用し、手入れもしていませんので、
さびて刃こぼれしてしまい、使い物にはなりませんけれど、
種類の豊富さには驚かされます。
「のこぎり」だけでも「両刃」「片刃」「胴付き」「あぜ引き」「引回し」など数種類あります。
「かんな」でしたら十数種類になります。
機会があり、建具屋に見せましたところ、「もったいない」と一言、顔をしかめられました。
今の大工は電動工具は持っていますが、「のこぎり」「かんな」「のみ」などは
一本ずつくらいしか持っていません。
躯体の木組みはプレカット工場でしてきますし、建具は既製品が多くて道具が必要無いからです。
その上に既製品の建具などは糊(のり)付け加工したものが多く、
道具がすぐに刃こぼれしてしまうのだそうです。
「木」は大工道具にも優しいのです。