お知らせ
大切な地盤調査~古い物件 無茶な造成も~
200912.16
建て替え契約をいただき、古家の解体工事に取り掛かりました。
1週間後、その日の午前中に工事完了という段となり、業者からの電話。
基礎の下から1立方メートルばかりのコンクリート塊が出てきたとのことで、
現場に急行し除去を命じました。
ところが、一つを除去すると、その横、さらにその横と同じ様な塊が出てきました。
結局、4トントラックに4台分のコンクリート廃材を運び出す結果となってしまいました。
このような廃材があると、その下の土が流され、地中に空洞ができる原因になりますし、
地盤改良工事もできません。
その建替え予定地の造成工事は、今から20数年前のものですが、無茶なやり方で分譲地を造成したものです。
今では地盤調査をしてから建築に取り掛かるのが常識で、地中に変なものを投棄しているとすぐに分かります。
ただ、もし中古住宅購入を予定されているのなら、業者に地盤のことをよく聞き、
不確かなら調査依頼をされるのも一つの方法です。