お知らせ
良心
201106.06
こんにちは「住宅プランナー」のガマです。
「ユーリンに持ってくる材木は、
どの現場のも品物がええ」
材木屋の運転手が言っていたと
棟梁が小中井君に話してくれた。
「ユーリンは値切ったり、
えげつないクレームを付けたりせんのじゃろうなぁ」
運転手はそう続けたと言う。
その道その道でプロとして仕事をしている人には、
他の人からは思いも付かない見方で、
物事の本質を見極める力を会得しているのだと感心した。
ある住宅会社は地鎮祭時に
出入り業者にも招集をかけると聞いたことがある。
それらの業者が心底、
施主さんと同じ喜びを持って参加しているのなら良い。
笑顔の下に『ケッ、邪魔臭い』という思いが少しでもあるなら、
そんな見せ掛けの儀式は不毛だし、
施主さんに失礼だ。
私は表面的な善意より、内面的な良心で仕事をしたい。
その意味でも、運転手の言葉は嬉しかった。
材木屋は良心的な仕事をしてくれているのだ。
というより、ユーリン・ホームの出入り業者は皆、
プロとしての良心に従って仕事をしてくれている。
「徳は弧ならず 必ず隣り有り」
執筆者:片岡千尋